ゴム乳首の常用
授乳の合間にゴムの乳首を与えている事がよく見受けられます。
乳児がむずかるのを代用品で治めようとして使われているようです。
しかし、長期にわたり使用されると大きな変化が起こることがあります。

前歯が噛合わないと来院されました。無意識の状態では上下の唇が合わさりません。
よく聞いてみると、ゴム乳首を常用しているとの事でした。
上はゴム乳首で、電球状の黄色いのがゴムの吸い口、白い円板が呑込み防止の板。
このゴムをチューチュー吸っていると、上下の前歯はゴムによって常に押されることになります。

上の写真のように奥歯は噛合っているに拘わらず、前歯の上下に大きな隙間ができてしまった。
ゴムの乳首が矯正装置となって前歯を動かしたものと思われます。

上は1年9ヵ月後の写真ですが、この症例では幸運にも矯正せずに、正常に近い状態まで回復しました。
もし、知らないで更に長期に亘り使用されていると、顎骨の発育に影響を与え、開咬や上顎前突が残ったことでしょう。
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