前歯の前突の進行
前歯のいわゆる「出っ歯」の状態がだんだん、ひどくなってくる場合があります。
左上 1, 2 は58才の時の写真で、上顎の中切歯二本と下顎中切歯二本は歯槽膿漏で挺出しています。
特に左下の中切歯は著しく上方へ突出しています。
21年後、右上の 3, 4 の写真で見られるように上下の中切歯は著しく挺出してきました。
上顎の中切歯が延びてきたために下の前歯は正面から見えません。図3
下顎の中切歯が挺出し、褐色に見える部分は歯の根で歯石が沈着したものです。
64才の時には上顎前歯はかなり突出しています。中段の図5
上下前歯の隙間に下唇が入り込んで、上の前歯を裏側から押すので前突は更に強まります。
無意識の状態では、軽く口を閉じたつもりでも歯が外に出ています。
ここまで突出した最初の原因は、歯槽膿漏で歯の動揺が出てきた事と、更に臼歯を失うとギュッと噛んだ時の垂直方向の支えが弱くなり、前歯部に負担がかかり下の前歯が突き上げるので前突が強まります。
上下中切歯の動揺が著しいので四本抜歯し、同時に喪失した臼歯を補うため義歯を装着しました。下段の図 7, 8
臼歯を失った場合は、放置しないで早めに補っておきましょう。
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